「清潔感」志向と倫理

何が美しくて何が醜いかは人それぞれだが、最大公約数的なものはどうしても存在する(それを是認することがいわゆるルッキズムなのだろう)。本邦においてとりわけ強いのが「清潔感」というやつだ。清潔感のあるものは美しく、不潔感のあるものは醜い。同感である。しかし、これはよく考えるとペドフィリアの温床ではないか。子供の肌には清潔感があり、老人の肌には清潔感がない。いわゆるエイジズムの温床でもあるだろう。
確信した。いわゆるルッキズム、いわゆるエイジズム、ペドフィリア、これらはすべて「清潔感」志向と強く結びついている。これらを滅ぼしたいなら「清潔感」志向に反対するしかない。すなわち、清楚よりダーティー、萌えよりエロだ。