ニコ厨の終焉

ニコニコ動画」と「厨房」を組み合わせた「ニコ厨」というスラングがある。微妙でややこしい語だが、かつてはそれなりに力のある概念だったように思う。そして、「かつては」と言いたくなる理由を考えてみた。

  • ニコニコ生放送」など、ニコ動であってニコ動でないサービスの存在感が増した。「ニコ厨」では、「ニコ動系サービスが好きな人(厨房)」なのか、「ニコ動(動画サイト)が好きな人(厨房)」なのか判らない。
  • ニコ動(動画サイト)に話を限定しても、人口の増加やジャンルの多様化や(それらに対応した?)仕様の変更(「みんなが見る1つのランキング」は無くなった)により、ユーザーを十把一絡げにするのが難しくなった。
  • 削除体制を強化し、黒字化も達成したニコ動は、脱社会的なイメージが以前よりも薄れた。以前の方が「厨」という語との相性は良かった。