「歴代」

はてなブックマーク - 首相コピペあいさつ、長崎も 被爆者からの批判に無言:朝日新聞デジタル

shimashimaco
コピペの癖に「不戦の誓い」「憲法の規定を遵守」は削除してるんだってね。そして批判にはだんまり。姑息な。ますます信用ならない人物だ。 2014/08/10

nisatta
憲法の規定遵守は削除」とか小田嶋のウソ(歴代首相が営々として踏襲云々)を信じるコメントに辟易。麻生、福田の演説調べろ。そもそも改憲自民党の公約だ。知っててデマ拡散してるなら「姑息」極まりない。 2014/08/10

rdetfhku
id:nisatta 小田嶋氏のその記述はウソじゃないですよ。麻生、福田じゃなくて小泉までの話です http://business.nikkeibp.co.jp/article/life/20140807/269785/?P=5 http://d.hatena.ne.jp/next49/20140807/p3 2014/08/10

以下省略


http://business.nikkeibp.co.jp/article/life/20140807/269785/?P=5

 昨年の演説において既にそうだったが、安倍さんが原爆記念式典において読み上げたスピーチ原稿には、これまで、歴代の内閣総理大臣が、営々として踏襲してきた文言のうちのいくつかがすっぽりと抜け落ちている。


 たとえば、「憲法」への言及が無い。
 これまで、広島の演説では、戦後の首相は、歴代、一貫して、憲法を遵守し、平和を守る旨の言葉を述べてきた。それが、「慣例」になっていた。

ここでの「歴代」は、「昨年以前(2012年まで)」と読めます。実際には、福田(2008年)と麻生(2009年)は踏襲しませんでした*1。よって正確ではありません。
次。

 安倍首相自身も、第一次内閣の時の演説(2007年8月6日)では、


《私は、犠牲者の御霊と広島市民の皆様の前で、広島、長崎の悲劇を再び繰り返してはならないとの決意をより一層強固なものとしました。今後とも、憲法の規定を遵守し、国際平和を誠実に希求し、非核三原則を堅持していくことを改めてお誓い申し上げます。》


 と、歴代の総理が言った通りの言葉をほとんどそのまま読み上げている。

ここでの「歴代」は、「2006年まで」と読めます*2。「2006年まで」も「2012年まで」も同様に「歴代」と表現されていることは注目に値します。たとえば、1944年だったら、戦後の「歴代」は存在しません。1944年と2007年では、決定的に「歴代」の意味が違います。
さて、2007年と2013年ではどうでしょうか。決定的に「歴代」の意味が違うでしょうか。小田嶋氏(1956年生まれ)はそう考えていないようです*3。nisatta氏はそう考えているようです。2008年8月6日、その時歴史が動いたのか。そうでもないのか。おそらく、ここで判断が分かれているのです。

*1:歴代首相の広島市原爆死没者慰霊式並びに平和祈念式あいさつリンク - 発声練習

*2:僕の「小泉までの話」というコメントはこの部分に基づいたものです。今から思えば主観的です

*3:厳密には、「このコラムを書いた時点では」そう考えていなかった、です