「叛逆の物語」を見て「ウゥゥゥウウロブチィィイイイ!!!」と叫ぶのは早とちりだと思う(ネタバレ)

https://twitter.com/ricca5/statuses/395146486490484736
https://twitter.com/Kazmachyov/statuses/394000548451471361
どちらもめちゃめちゃリツイートされている。でも、違和感が。

もともと、甘ったるそうな魔法少女アニメなのに展開がシビアであるということで、意地の悪さからネタ的に話題になったTVアニメ「魔法少女まどか☆マギカ」だが(アニメファンではなくネットユーザーとしての見方)、その結末は案外素直なものだった。では甘かったのかといえば、そんなことはない。
まどかが、既定の制度(魔法少女システム)とSF的な力(因果の量が云々)を使って既定のルール(魔女化)を無効にする。そして、もっと上位のルール(条理にそぐわない希望は云々)が働いて魔獣システムが生じる。大筋において奇跡は起こらない。
が、最後にボーナス的な奇跡が起こる。ほむらの記憶とまどかのリボン。「叛逆の物語」ではこの奇跡が前提になっている。
そんな「叛逆の物語」の結末は、なんか死にかけのほむらが愛の力(?)で円環の理とまどかを分離してまどかを人間として復活させ、自分自身も「悪魔」として復活し、結果的にさやか他も復活するというもの。なにこれ。まあ、まどかはいきなり概念に戻ろうとしていたけど。
ぜひ続編をやってほしい。ほむらの強引なやり方のせいで醜く歪んでしまった世界を見たい。そしてまどかに歪みを正しく正してほしい。それでこそまどか☆マギカだと思います(TVシリーズ厨として)。